下記の他にご質問等ございましたら、こちらにお問い合わせください。 challenge@whatdesigncando.com
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公募について
「ノー・ウェイスト・チャレンジ」とは?
「ノー・ウェイスト・チャレンジ」は、What Design Can Doがイケア財団とパートナーシップを提携して開催する、気候変動に関する3回目の公募プログラムです。この国際的なデザインコンペティションは、廃棄物と消費主義の気候変動への影響がテーマです。世界中のデザイナーや社会起業家を対象に、廃棄物を削減し、現在の生産と消費のサイクル「TAKE – MAKE – WASTE(資源の採取 – 生産 – 廃棄)」を見直すための、革新的なアイディアを募集します。
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この公募プログラムが目指すことは?
デザインには、製品の原材料に人々の目を向けさせ、製造方法をも変える力を持っています。さらには、社会の流れを刷新し、将来を見据えた新たなビジョンを示すこともできます。また、新型コロナウイルスによる危機は、現在のシステムを再考する、またとないチャンスだとも言えます。「ノー・ウェイスト・チャレンジ」は、これらを踏まえ、大きく2つの目標を掲げています。
1. 温室効果ガスの排出削減と生物多様性の保全を通じて、地球温暖化の抑制(パリ協定に基づき、世界の気温上昇を1.5℃以下に抑える)に大きく貢献すること
2. 誰にとってもフェアな、循環型経済への移行を加速させること
本公募プログラムの運営団体は?
「ノー・ウェイスト・チャレンジ」はアムステルダムを拠点に社会課題とデザインをつなぐプラットフォームとして活動するWhat Design Can Doとイケア財団が共同で立ち上げた取り組みです。本プログラムはグローバルパートナーとシティーパートナーの協力を得ながら運営しています。
> パートナー団体について知る
グローバル・ブリーフとシティ・パースペクティブの違いは何ですか?
応募者は「ノー・ウェイスト・チャレンジ」が用意した3つのブリーフの中からひとつ以上選んでプロジェクトを提案してください。3つのブリーフはそれぞれ「TAKE LESS(資源の採取を抑える)」「MAKE BETTER(より良い生産)」「HANDLE SMARTER(適切な処理)」で、各ブリーフは、廃棄物の問題を異なる側面から捉えています。また、この公募プログラムは、どなたでも応募することができます。そして、より多くの視点にも考慮するため、本プログラムではシティパートナーである6都市(アムステルダム、デリー、メキシコシティ、ナイロビ、サンパウロ & リオ・デ・ジャネイロ、東京)を対象にした応募要項も加えて作成しました。WDCDは、各都市のパートナー団体と密接に連携し、それぞれの地域に潜むデザインの可能性を探ってきました。インパクトのある解決策を考えるためにも、私たちが実施した現地でのリサーチをぜひ参考にしてください。
> グローバル・ブリーフについて
> シティ・パースペクティブについて
応募したいプロジェクトを6都市のうちの1都市で進めているものの、同国の他の地域を拠点にしている場合は?
本公募プログラムは、誰でも、そしてどこからでも参加できます。廃棄物は世界が抱える問題だと捉えていますが、問題解決には地域性を踏まえた解決策が必要だと考えています。世界の6都市をシティパートナーとして、それぞれの地域の課題とデザインの可能性をまとめたのもそのためです。私たちは、これらの都市(および各国)の居住者には、その国の課題に対した解決策を提案、応募することを勧めています。例えば、ムンバイで行いたいアイディアを持つものの、その提案がデリーでも行えるものであれば、デリーを選択してください。選考終了後、審査員は世界中から少なくとも5名の受賞者を選出しますが、各都市からも受賞者を1名以上選出する予定です。
受賞特典は?
アワード・パッケージは、6ヶ月間のデベロップメント・プログラムを中心に行います。これは、受賞者がプロジェクトを具体化し発展することをサポートする目的に、Impact Hubと共同で設計したものです。受賞チームには、それぞれ10,000ユーロの資金が授与され、WDCDとパートナー団体のメディアプラットフォームを介した広報支援も行われます。
> アワードパッケージについて -
アイディアの提出方法
応募方法は?
応募は「ノー・ウェイスト・チャレンジ」のウェブサイトから行ってください。プロジェクトを提出するには、まずアカウントに登録してください。プロジェクトを公開したくない場合は、フォームにその旨を記入してください。提出プロジェクトをアップロードし、WDCDによって提案が承認されると「エントリー」に公開されます。承認後も、必要に応じて情報を修正することができます。具体的な参加条件は、フォームに記載されています。
>プロジェクトの提出について
> 応募フォームのPDFをダウンロード
進行中のプロジェクトを提出してもいいですか?
もちろんです!リサーチを経て、アイディアを詰めている段階のプロジェクトでも、開発に取り掛かり既に実施していているプロジェクトでも、どのような段階のプロジェクトでも応募することができます。大事なことは、あなたのプロジェクトが3つのブリーフのうちの少なくともひとつ、または6つのシティ・パースペクティブのうちのひとつに該当しているかどうかです。
個人で応募することはできますか?
WDCD Tokyoは、2人以上での応募をお願いしています。それは、受賞者特典のプログラムやプロジェクトの実装を考えた時、多面的に課題に取り組めるチームで動く必要性を感じるからです。専門的なアドバイスをしてくれる個人や団体をメンバーとして加えることもできます。また、最終選考には英語を喋れる人がチームに1名いることが必須条件となっています。
団体として応募することはできますか?
はい、できます。プロフィールには、プロジェクトリーダーの情報を記載してください。そして、応募フォームにはチームメンバーも含めて記載、団体の写真やロゴをアップロードしてください。
他の言語で提出することはできますか?
資料は日本語での提出が可能ですが、全て英語で記入・提出していただいても構いません。ただし、プロジェクトのタイトルと概要のみ英語で提出することが必須条件となります。また、最終審査の際、英語でプレゼンテーションできる人がいる必要があります。
プロジェクト提出後の流れはどうなりますか?
プロジェクト提出後は、WDCDのモデレーターが提出物に不備がないか確認と承認作業を行います。承認作業が終わり次第、お知らせいたします。もし、提出された情報に不足があった場合や、プロジェクトが公募内容に相応しく無いと判断された場合は、プロジェクトが承認されないことがあります。公募期間中(4月20日まで)であれば、提出内容は編集することができます。
提出したアイディアはどのようになりますか?
提出されたアイディアの全権限(知的財産)は応募者が有します。WDCDが運営する応募プラットフォームで提出したプロジェクトの公開に同意した場合、公募プログラムの範囲内でWDCDとパートナー団体が広報やさまざまなメディア上に掲載することを許可したこととみなします。審査員のみが閲覧できる設定を選択しても、最終選考に残ればその時点で提出されたプロジェクトの内容は広報で使われます。潜在的な実装パートナーや投資家があなたのアイディアの発展やサポートに興味を示した場合(最終候補に入っていなくても)、プロジェクトの知的財産権を共有するか否かの判断は応募者が決めることができます。権利等についてアドバイスが欲しい人は、ご連絡ください。
提出したプロジェクトがサイトに掲載されません。何が問題なのでしょうか?
提出したプロジェクトをサイト上に「公開」するか、審査員だけが見れるよう「非公開」にするかのどちらかを選択する項目が応募フォームにあります。公募期間中であれば、プロジェクト提出後でも設定を変えることができます。もし「非公開」から「公開」に設定を変更したにもかかわらずウェブサイト上に表示されない場合には、こちらにご連絡ください。
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選考
次のステップへはいつ進みますか?
WDCDのモデレータによる承認後、プロジェクトの公開を選んだ場合には、応募プラットフォームの「エントリー」に追加されます。2021年4月20日に、承認されたすべてのプロジェクトの内容は編集できなくなり、審査委員会による最終選考に移ります。
選考方法とショートリストの作成はどのように行われるのですか?
本公募プログラムの選考委員会は、WDCD、イケア財団、6都市のパートナー団体に加え、さまざまなクリエイティブやソーシャルビジネスの専門家で構成されます。一次審査では、グローバル・ブリーフとシティ・パースペクティブの内容を踏まえたショートリストが作られます。すべての応募書類は選考基準(インパクト、創造性とデザイン、実現可能性、拡張性)に基づいて審査・評価されます。
受賞者の選考は誰が行いますか?
受賞者の選考は、さまざまな分野の第一線で活躍する国内外の専門家で構成された審査委員が行います。受賞者の発表は、2021年5月に予定しているWDCD主催のライブイベントで審査員によって行われれます。
選考から外れた場合はどうなりますか?
一次審査を通過しなかったプロジェクトは「Archived(アーカイブ)」のマークが追加されますが、「エントリー」には掲載され続けます。「アーカイブ」に分類されたプロジェクトは編集できなくなります。 -
パートナー団体について
さまざまなステークホルダー
WDCDは世界各地のパートナー団体との共同に誇りを持っています。WDCDは、デザイナー、行政、NGO、市民社会、産業との共同を強く望んでいます。それは、現在直面する世界共通の課題を解決するには、さまざまな組織が連携し、一丸となって取り組むことが大事だと考えているからです。
私たちは、WDCDのミッションとビジョンを達成するために、サステイナブルな暮らしや社会についての価値観を共有し、サポートをしてくれる団体とパートナーシップ提携し、相互利益を生み出しています。
行動規範
WDCDは、パートナーシップを締結する際に、相互に適した相手であるかどうかを慎重に見極めています。パートナー団体の行動規範に注意を払い、同志となることがWDCDのミッション達成と事業の拡大につながると確信した場合に提携をしています。
基準
WDCDは、サステイナブルな方向に事業を推進していくパートナーを求めています。そのため、過去の実績ではなく現在取り組んでいる事業や今後の計画を基にパートナー団体を選んでいます。
直面する社会課題の解決を目指して、共に行動しましょう。